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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第9章 お弁当と迷子
 ソフィは、チラッと僕のほうをうかがった。

「ほら、もっと食べなさい!」
「あ、うん、ありがとう……」

 しいたけ、ごぼう、お米などを、次々僕の口に運んでくれるソフィ。

 だんだん恥ずかしさも薄れてきたのか、露骨に嬉しそうな顔をしはじめた。

「ほら、美味しいでしょ? これも、これも……ふふっ♡」
「ちょ、ちょっと待って! ……嬉しいけど、そんなにいっぺんには」
「あっ」

 口をもごもごさせる僕。

 それを見てソフィは、目をまじまじと開け、恥ずかしそうにうつむいた。 

「べ、別に私は、嬉しくなんか……! 兄貴が元気なさそうだから、仕方なくやってあげただけで……っ!。変な勘違い、しない、でよねっ……!」

 口をとがらせて、何かぶつぶつ言っている。時折チラッと、僕のほうを見て、けど、すぐにそらしてしまう。なんだか、青春真っ盛りの中学生みたいだな……。ソフィの瞳には、熱っぽい光が宿っていた。

「……え、ええと」

 ……僕はバカだ。

 こんなのが、ウソや演技だって?

 あんなに魔法を色々使えるエルフが、わざわざこんな回りくどい事をするなんて、あり得ない。

 教えてくれた諸島さんには悪いけど、彼女たちは、そんな悪い連中じゃない。

 ――そう思えて、急に、気分がすっと軽くなった。

「いや、でも……。僕は、食べさせてくれて嬉しかったよ。ありがとうソフィ」
「あ……っ♡」

 僕が笑ってお礼を言うと、ソフィはぱっと顔を明るくした。

「だから、わ、私は……別にっ、嬉しくなんかないけどね……! まぁ、兄貴の元気出たなら、私の義務も果たせたし、良かったってだけよっ!」
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