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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第9章 お弁当と迷子
ソフィは、ぴくぴくと口を引きつらせ、僕にだんだんと顔を近づけてきた。目も、僕からそらしてくれない。
ほんとは嬉しくてたまらないけど、必死で隠してる(つもり)――と、いう所だろうか。中学生どころか、もう小学生みたい。
恋愛経験ゼロの僕が、茶化せた義理ではないかもしれないけど……。
「あぁ、うん。元気出たよ。ありがとう」
ソフィの肩にポンポン手を置いた。彼女はノースリーブのシャツなので、肩はむき出しだ。
僕が触れた途端ピクンと跳ねる。
そしてお詫びも兼ねて(?)、ソフィの頬にかるくキスをしてみた。
「〜〜〜〜〜っ!?」
ソフィは、声にならない声をあげ、自分の手を口で覆った。
「あ、兄貴……♡」
「ごめん、やだった……?」
「べ、別にいやじゃ……ないけどっ」
「ほら、今朝。なんか、僕がしてもらうばっかりだったし、少しは僕の方からもしなきゃ……って思って」
言いながら、ちらちら周囲を確認する。よし、見ている人はいないな。
「ま、全く、バカなんだから……もうっ!」
ソフィはやっぱり顔が真っ赤だった……完全にほっぺたが垂れ下がり、笑うのが止められないって感じ。色々と、分かりやすすぎる。
「とっとりあえず、ほらっ。残りも食べなさいよ! この後も仕事あるんでしょ? 口開けなさい。残したら、許さないからねっ!」
ニコニコ顔を食い止めようとしてか、表情筋をぷるぷるさせ、不気味な表情になりながら、ソフィはフォークを差し出した。
「ねえ、それよりソフィ……そろそろ、聞いておきたいんだけど」
「な、何よ? 言っておくけど、外でエッチな事はしないわよ!?」
「そ、そうじゃなくて!」
僕は慌てて首を振る。そして、ごほんと咳払いした。
「ソフィ、君は……。本当は、僕の妹なんかじゃないんだろ?」