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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第9章 お弁当と迷子
顔面に弁当箱をぶつけられ、僕は、二の句が継げなくなった。
お米やらおかずやらが飛び散り、僕のズボンを汚す。
「うぶぶっ、ぷ……! あれ!? ちょ、ちょっと……待って! 待ってくれ、ソフィ!?」
ソフィは、即座に空中に浮かび上がった。
涙が落っこちてきて、一瞬、雨が降ってるのかと錯覚してしまう。
「うるさいっ! 黙れ、だまれっ……この、バカ! あんたなんか、あんたなんか……死んじゃえ!」
「うわっ!?」
突然、突風が巻き起こる。
僕の髪やスーツをしわくちゃにしてしまう。目にゴミが入りそうで、とっさに目を閉じてしまい……
気づいた時には、ソフィはどこか遠くへ飛び去っていった。
「あぁ、ソフィ……!」
汚れたスーツで、僕はしばらく呆然と立ち尽くしていた。
「はぁ……っ」
寒いオフィスの中で寝袋にくるまり、僕はため息をついた。
悪い事ってものは、どうやら、重なるものらしい。
いま、時刻は、深夜の1時。
昨日なら家に帰れていた時間だけれど……いつもいつも、そんな甘っちょろい時刻に帰れるはずがない。
今日はいつも通り、会社に泊まり込みというわけだっった。