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おま〇こエルフ三姉妹 同棲生活はじめました♡
第10章 再会
マリアも、ソフィも、アーシャも、僕以外には誰一人部屋にいなかった。
「うそ……だ……!」
濡れたスーツを脱ぎもせず、僕はがくんと手を床についた。
どうして、みんないないんだ……?
今朝は、頼んでも帰ってくれないような感じだったのに。
「三人とも……帰っちゃったのか?」
やっぱりみんな、詐欺師だった?
それとも、愛想を尽かして帰ったのか……。
僕は、床に転がっていたビニール袋を、ぐしゃっとつぶした。
「どっちでもいい……どっちでもいいけど。頼むよ……もう一回、出てきてくれ。俺に、謝らせて……ソフィ! うぅっ……」
そうやって、5分も10分も、嗚咽を漏らしていると。
「何言ってんのよ、バカ兄貴」
「えっ」
「私は……ずっといたわよ」
顔を上げると、三人のエルフがいた。
白い肌に金髪。
尖った耳。
緑色に瞳……これは、間違いない。
彼女たちは、マリア、ソフィ、アーシャの三姉妹だった。
ソフィはむすっとした顔で腕を組み、マリアとアーシャはちょっと困った感じの顔。
「あ、あれ……っ? なんで? 今、どこにもいなかったのに……」
部屋の中には、それどころか、トイレにも風呂場にも、彼女たちはいなかったはずだ。
まるでマジックみたいな感じで、僕はぽかんとした。