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ただ愛されたかっただけなのに
第24章 合鍵
「あ…」
彼が何かを思い出したかのように言った。
「どうしたの?」
「合鍵作って来るの忘れた」
え?
忘れた?
合鍵をくれると言ったのは嘘?
私を喜ばそうとしただけ?
「そう…」
それしか言葉が出なかった。
「こっちにいる間に、コピーしてきて」
「え?いいの?」
「だってそのつもりで来たんでしょ?
時間がなくて行けなかっただけだから。
はい、作っておいで」
渡された彼の部屋の鍵。
なんの約束もない関係。
束縛したらいけない関係。
そこに小さな事実があった。
彼の部屋の鍵。
「それ貰ったら本当に遊びに行っちゃうよ?」
「もちろん(笑)」
彼が何かを思い出したかのように言った。
「どうしたの?」
「合鍵作って来るの忘れた」
え?
忘れた?
合鍵をくれると言ったのは嘘?
私を喜ばそうとしただけ?
「そう…」
それしか言葉が出なかった。
「こっちにいる間に、コピーしてきて」
「え?いいの?」
「だってそのつもりで来たんでしょ?
時間がなくて行けなかっただけだから。
はい、作っておいで」
渡された彼の部屋の鍵。
なんの約束もない関係。
束縛したらいけない関係。
そこに小さな事実があった。
彼の部屋の鍵。
「それ貰ったら本当に遊びに行っちゃうよ?」
「もちろん(笑)」