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ただ愛されたかっただけなのに
第25章 愛着障害
寂しくて寂しくて、優しくしてくれた夫と結婚をした。
優しかったと思ったのは寂しかったから。
確かに優しかった。
だけど、優しいだけだった。
他人に興味がない夫。
私が何かに悩んでいたり苦しんでいても気が付くことはなかった。
夫の両親との同居。
舅の心無い暴言の数々。
姑の義妹への溺愛。
子供が出来、つわりに苦しんでいる時、舅は言った。
「つわりは病気じゃない、お前は病気を自分で作っているだけだ」
トイレに籠り吐く物もないほど吐き、喉が切れて血を吐く毎日だった。
姑も言った。
「一人だけいいものを隠れて食べてるんじゃないの?」
優しかったと思ったのは寂しかったから。
確かに優しかった。
だけど、優しいだけだった。
他人に興味がない夫。
私が何かに悩んでいたり苦しんでいても気が付くことはなかった。
夫の両親との同居。
舅の心無い暴言の数々。
姑の義妹への溺愛。
子供が出来、つわりに苦しんでいる時、舅は言った。
「つわりは病気じゃない、お前は病気を自分で作っているだけだ」
トイレに籠り吐く物もないほど吐き、喉が切れて血を吐く毎日だった。
姑も言った。
「一人だけいいものを隠れて食べてるんじゃないの?」