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第27章 不倫に溺れる

次に知り合った人は医者だった。
その時は製薬会社勤務と嘘を言っていた。
別に仕事なんて関係ないのに。

会いたいと相手が思えば連絡がくる関係。
嫌いじゃないだろうけど、本気でもない。

ホテルに行った。
軽いSMがしたいと言われた。

SM？
縛ったり鞭打ったり？

そんな怖いことは出来ない。
無理だと伝えた。

彼がしたかったのは、目隠しや手を軽く縛ること。
Sの彼は私がMだと言った。
体を見ればわかると。

私はそれを受け入れた。

まずはネクタイで目隠しをされた。
どこに何をされるのかわからない。
耳から聞こえることが全て。

いきなり乳首を吸われる。

「ひっ…」

驚いてしまった。
でもその後、甘美な喜びに変わる。
どこを責められるかわからない。