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第27章 不倫に溺れる

シーツがびっしょり濡れていた。
漏らした？
え？
なに？

戸惑う私に彼が言った。

「おしっこじゃないから安心して。
　さっきトイレも行ったでしょ？
　噴いたんだよ、潮」

潮を噴いた？
AVでは見たことがあったけど、私が噴いたの？

びっくりした。
生まれて初めて潮を噴いた。
後から聞くと、彼は99％の確率で噴かせることが出来るらしい。
今思えば医者だから、女性の感じる場所はよくわかっていたのかもしれない。

いる場所がないくらいシーツはびしょ濡れだった。
その冷たいシーツの上で彼が入ってきた。
的確に私の気持ちいい場所に彼のモノが当たる。
気持ちいいけど変になりそう…

「だめ、噴きそうになる」

抱かれながら、噴きそうになる感覚。
集中出来なくなる。