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ただ愛されたかっただけなのに
第32章 「その人」との出会い
エッチな話もした。
仕事の合間だったから、そんなに時間はなく、少し暗くなって駐車場に戻った。
正直体が疼いていた。
この人に抱かれたい。
どんなセックスをするのか興味がある。
どんな風に抱くのか、どんな風に私が感じるのか。

それが伝わったのか、駐車場に着いて別れ際、少し強引に抱き寄せられキスをされた。
いきなりのディープなキス。
相手の舌が私の唇を割って入ってくる。
口の中を犯されているような激しい、でも嫌じゃないキス。

「んん……」

唇を塞がれているから声が出せない。
喘ぎ声がくぐもって車の中に聞こえてた。

そして…キスだけでイッた。

彼を見ると驚いていた。
キスだけでイク女。
まさか?という表情だった。

いきなり確かめるようにスカートの中に手を入れ、ショーツの上からまさぐる。

「濡れてる?」

そこは既に濡れていた。
イッたから中から溢れ出ていた。

「すごいな。
 今度会った時には抱くから」

そう言われ別れた。
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