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ただ愛されたかっただけなのに
第6章 気持ちの変化
「我慢できないよ」

彼に伝える。
どうしてもしたい。
今、触りたいのに。

「じゃ、言われた通りにして」

彼の調教が始まる。

「下着を脱いで」

素直に下着を脱ぐ。

「足を開いて鏡で見て。
 どうなってる?」

「濡れてます…」

「じゃ、そのぬるぬるを指ですくってクリトリスに塗って。
 皮を剥いて、剥き出しにしてそこをそっと触ってみて」

あ…気持ちいい…
痺れるような、気持ち良さ。

「いいよ、そのまま触って。
 どうなってる?」

「クリトリスが固くなってます。
 気持ちいい…
 ジンジンして痺れる感じで…」

「濡れてるか?」

「はい…濡れて光ってます。
 ヒクヒクして。
 イキたいです…
 イカせて欲しいです」

「まだダメ。
 その指が俺の指だと思って。
 クリトリス摘まんでごらん。
 摘まめるよね、大きいから。」

「あん…感じます。
 コリコリして…
 摘まむの気持ちいい…」

「ぬるぬるしたのをもっとつけてもっともっと早く弄って」

「やん…気持ちいい…
 イキたい…
 お願い、イカせて下さい…」

「いいよ、好きなだけイキな」

狂ったように指を動かした。
イキたい。
ただそれだけ。
鏡に映ったそこは濡れて光ってた。
不思議と気持ち悪いとかグロテスクだとは思わない。
愛しいような不思議な感じ。
鏡に映ったそれを見ながら、まるで彼が見ている前でオナニーしている錯覚の中、私はイッた。
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