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ただ愛されたかっただけなのに
第33章 いなくなってしまった「その人」
「お願い、一緒にイッて?」

「イクよ…」

彼と一緒にイキたかった。
彼の突き上げが激しくなった。

「イクぞ、イクっ」

彼がイッた。

「イクっ、私もイクーーーーっ」

一緒にイッた。
自分でもヒクヒクしてるのがわかる。

中で彼のモノが動く。
その刺激でまたイク。

「だめっ…イキっぱなしになっちゃう…またイク…気持ちいい…」

「もう何もしてないよ?」

「でも感じるんだもん……あぁん…イクーーーーっ」

彼にしがみついて何度も何度もイッた。

「すごいな、やっぱりお前の体はすごい。
 最高だな」

彼が抱きしめてそう言った。

「体だけ?」

「またそう言う(笑)」

「ね、年明けたらまた帰って来る?」

「その予定だよ」

「じゃ、待ってるね」

家族の元へ帰るのは寂しいけど仕方がない。
またね、と彼は帰って行った。
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