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ただ愛されたかっただけなのに
第35章 英くんとの日々
いろんな経験をし、運命のような出会いをし、英くんとの今日がある。
合鍵をもらい、彼のところに遊びに行く日をいつにしようかと相談をする。

毎日LINEで話した。
時々電話でも。

その日にあったこと。
楽しかったことも、辛かったことも。

私の辛さが彼に伝わり、彼が泣きそうになることもあった。
何かに悩むと一緒に考えてくれた。

くだらない話に笑い合った。

「お前はバカやな(笑)」

そう言われることも嬉しかった。

私は英くんに恋をしてた。
好きで好きで…

距離があるから月に1度会えるかどうか。

仕事で隣の県に来たこともあった。
研修だと嘘をついて一緒に泊まった。

仕事をしている彼の姿を見ることも出来た。

「いつにも増していい男やん」

関西弁が移りそう言う。

「お前はアホや(笑)」

そう彼が言う。

いい年をした二人が、まるで高校生のような会話をする。
でも、夜二人になると大人の恋愛になる。
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