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ただ愛されたかっただけなのに
第7章 俺の女になれ
やっと会えた。
嬉しくて彼に抱きついた。
そして私からキスをした。

彼が抱きしめてくれる。
そう思ってたのに。

「ごめん、仕事で疲れてるから少し待って」

私は会えた嬉しさでいっぱいだったのに、彼は疲れて帰ってきて。
愛の巣って言ったのに。
やっぱりこの関係は割り切った関係なんだ。

彼が疲れていることより自分の気持ちが報われない悲しみの方が強かった。

泣きそうになっている私を見て、彼が近づいてきた。

「ごめんな、明日からの段取りしてきたから疲れただけ。
 もう大丈夫だよ。」

そう言うと彼が抱きしめてくれた。
優しく彼の唇が私の唇を塞ぐ。
彼の舌が私の舌を探す。


唇を合わせたまま吐息が漏れる。

体が反応する。

「あ……やん……」

声が漏れる。
それだけで感じてしまう。

彼が激しく私の口の中を舌で搔き回す。
口の中を犯されている…
そんな感じがした。

彼の胸を手で押して体を離した。

「だめ……イッちゃうから……」

「いいよ」

そう言うとまた彼はキスをした。
その瞬間、私はイッた。
体がビクっと反応して、ショーツの中が濡れた。

「ごめん、イッちゃった…」

「散々調教したからな(笑)」

彼は嬉しそうに笑った。

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