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ただ愛されたかっただけなのに
第10章 彼との日常
時々、他の人に当てた文字が間違えて送られてきたり。
読んでも大丈夫な内容だったけど、会う約束じゃなくて良かったとホッとする。

私が仕事で落ち込んだとき、彼は仕事の手を止めて連絡をくれることもある。
「大丈夫か?」と。
寄り添ってくれることで愛されていると感じる瞬間。

出張続きの彼は、今はここにいるよ、と写メを送ってくれる。
夕食の写真だったり、景色の写真だったり。
隣に彼がいるようで。

私は私で、毎朝、朝日の写真を送る。
空は彼の住む街に繋がっているから。

綺麗な景色、美味しかった物。
お互い写真を送る。
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