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ただ愛されたかっただけなのに
第4章 英くんとの出会い
某出会い系サイトで知り合った英くん。
隆士との付き合いにどこか不満があった。
だから登録してしまった。
そこで出会いを求めていたかと言えばそうでもなかった。
出会いより、そこで書ける日記に夢中になった。
隆士とのセックスを赤裸々に綴った。
誰かが読んでくれる。
一種の視姦プレイなのかもしれない。
自分の羞恥な部分を見られる喜び。
隆士とのプレイを誰かに見てもらいたい。
そんな感じだった。
自分の文章を読んでもらいたいと言う思いが始まりだったが、他の人の日記も読んでみた。
そこで見つけた英くんの日記。
日々のことを綴ってはいたが、遡ると女性関係のことが書かれていた。
どんな風にその女性を抱いたのか、その文章は官能小説のようだった。
読んでいるうちに自分が彼に抱かれているかのような錯覚に陥った。
気付いたらコメントをしていた。
別にそこで何かを求めたわけじゃない。
なんとなく感じた思いを伝えたくて。
とある日、出張で彼が某市に行くことが書かれていた。
私も夫とそこに旅行に行く予定になっていた。
そんなことをコメントすると、彼からメールが届いた。
「いつ行くの?」
「10月の最初の連休」
偶然、同じ日に行くことがわかった。
その市は「その人」が住んでいた街。
忘れられずに苦しんでいる人の匂いがする街。
そのメールがきっかけでやり取りが始まった。
隆士との付き合いにどこか不満があった。
だから登録してしまった。
そこで出会いを求めていたかと言えばそうでもなかった。
出会いより、そこで書ける日記に夢中になった。
隆士とのセックスを赤裸々に綴った。
誰かが読んでくれる。
一種の視姦プレイなのかもしれない。
自分の羞恥な部分を見られる喜び。
隆士とのプレイを誰かに見てもらいたい。
そんな感じだった。
自分の文章を読んでもらいたいと言う思いが始まりだったが、他の人の日記も読んでみた。
そこで見つけた英くんの日記。
日々のことを綴ってはいたが、遡ると女性関係のことが書かれていた。
どんな風にその女性を抱いたのか、その文章は官能小説のようだった。
読んでいるうちに自分が彼に抱かれているかのような錯覚に陥った。
気付いたらコメントをしていた。
別にそこで何かを求めたわけじゃない。
なんとなく感じた思いを伝えたくて。
とある日、出張で彼が某市に行くことが書かれていた。
私も夫とそこに旅行に行く予定になっていた。
そんなことをコメントすると、彼からメールが届いた。
「いつ行くの?」
「10月の最初の連休」
偶然、同じ日に行くことがわかった。
その市は「その人」が住んでいた街。
忘れられずに苦しんでいる人の匂いがする街。
そのメールがきっかけでやり取りが始まった。