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恋を知った日
第2章 第ニ話
「愛梨、イッちゃった?」
ぼうっとしているあたしの髪を撫でながら、悠が聞く。
"イッちゃった...?"
しばらく何も考えられなくて、ただ悠に体を預けていた。
「愛梨ー?どうしたの?」
「...あ!」
倉庫の外から聞こえた先輩の呼ぶ声に、はっと我に返った。
「愛梨1人じゃ運べないみたいなんで、僕が手伝います!」
焦るあたしをよそに、悠が平然とそう答える。
「ほら、愛梨、行かないと」
「あ、うん...」
まだ少し頭が働かないあたしに、悠はさっきまでのが嘘みたいな、いつも通りの顔で言った。
ぼうっとしているあたしの髪を撫でながら、悠が聞く。
"イッちゃった...?"
しばらく何も考えられなくて、ただ悠に体を預けていた。
「愛梨ー?どうしたの?」
「...あ!」
倉庫の外から聞こえた先輩の呼ぶ声に、はっと我に返った。
「愛梨1人じゃ運べないみたいなんで、僕が手伝います!」
焦るあたしをよそに、悠が平然とそう答える。
「ほら、愛梨、行かないと」
「あ、うん...」
まだ少し頭が働かないあたしに、悠はさっきまでのが嘘みたいな、いつも通りの顔で言った。