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愛おしい貴方・作品SS集
第14章 ミュンヘンでの悲劇(契約的・秘書2課)
ポケットに入れていたハンカチを、私の口にあてがって‥‥ハンカチには薬の臭い、これで動けなくしていたんだ。
そんな物は無視して、私は初めて自分から動く!
ハンカチを持っている手首を掴み、軽々と捻り上げ、驚く後の2人の鳩尾に拳1撃づつ入れた‥
‥‥ちょっと力が強過ぎたかな?
『いてぇー!?』
『なっっ!?』
『くすっ‥
ごめんなさい、私‥薬って効かないの‥‥』
敢えてのドイツ語で話し、にっこりと笑う‥
その間に、悠人と雲母さんが私に合流した。
私の方は男の腕を離し、後は悠人にお任せ‥
その方が良いと思った、あまり雲母さんを驚かせない為に。
「嘘・・・だろう・・・」
「言いましたよ、美波は見た目ほど弱くは無いと‥
さて、場所を聞き出しましょうか‥‥」
でも雲母さん、これでも十分驚いて茫然、悠人は知らん顔だけど、やっぱり不味かったかな?
そんな悠人は、私と変わり男の1人を捕まえて、道路に腕を捻りながら押し倒した。