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愛おしい貴方・作品SS集
第14章 ミュンヘンでの悲劇(契約的・秘書2課)
美波から交代して、私は男1人を捕まえ詰問‥
だけど私のこの見た目で甘く見てか、男は答える気は無い。
それはいい、その方が楽しくなる‥
少しだけ‥‥冷たい盟主の方の私を解放。
『もう少し痛い思いをしたいようですね?
・・・構いませんよ私はね、その方が楽しい』
そう一言、男に楽しく言い・・
"ボキッ!!"
『!?
・・・ギャ―――!?!?』
鈍い音と男の悲鳴‥
男の腕が折れる音、手加減など一切するつもりは無い、時は一刻を争う。
『娼館!
旧市街の昔の娼館の地下だっ!嘘は言ってねぇ本当だっ!!』
男の焦りの表情、答える必死さ、力の抜けた躰‥
全てを観察し、私は男が嘘を言っていないと判断し、これ以上攻撃を加えるのを止めた。
此処は私が1人で乗り込んだ方が良い、これ以上は見せられない‥
小鳥遊雲母が表の世界の人間ならば余計。
「行きましょう雲母さん、ショーをしている施設はこの近くですから」
「あ‥ああ・・」
美波は私を心配しながらも、私の行動に干渉せず、彼を地下クラブに連れて行く方を選んだ‥
私が自由に動けるようにと美波なりの判断、私もそう誘導したが。