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愛おしい貴方・作品SS集
第14章 ミュンヘンでの悲劇(契約的・秘書2課)



「また懐かしい場所を使っていたものです、まだあの娼館の建物が残っていたとは‥
後でルークが渋い顔をしそうですね」


昔の娼館、それは子供の頃のルークを、修行だと言って突っ込んだ場所‥
まさかまた縁があるとは思わなかった。


場所は分かるので、私は狭い路地を使い素早く移動、ミュンヘンは旧市街、こんな裏道抜け道は沢山存在し、そして昔からあまり変わってもいない。




「・・・確かに多数の人間の気配がします、そして陽菜さんの気配も‥
‥‥やはり正面突破でしょう」


ほんの1年ほど前に、同じ言葉を言った、あの時は2人だったが‥
そんな事を少し思い出しながらも、私は娼館の正面扉を開け放った!



"バキッ!!"



『がはっっ!!』



"ドスッ!!"



『ぐっ!?』


コンスタントに襲って来る無階級を素手で伸し、これは調教師そのままだったので、武器らしい武器を持って来なかった為。


まあ、武器など無くとも、此処に居る無階級全員を伸し殺す自信はありますが。



"ドスッ!!"



また1人・・



『はぁ‥
どうせでしたら、纏めて来てくれませんかね?
面倒くさい』



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