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愛おしい貴方・作品SS集
第14章 ミュンヘンでの悲劇(契約的・秘書2課)
『・・・
さて、私のテリトリーで私の意に染まぬ事をする愚か者共‥
私に従わぬのであれば、お前達は不要品・・・』
『なんだとっ!
何様のつもりだっ!?』
『ふふ‥‥
あなた方如きでは、私の存在すら分からない‥
そして‥‥分からずのまま死ぬが良い‥‥私から最大の苦しみをCross selsの僕共よ・・・』
風の性質を変化させ、私の一番得意な風の刃に変え、男共に襲わせた!!
『ギャ―――!?』
『ひっ‥‥ひぃぃっがっ!!』
『あ"あ"あ"―――!!』
次々に沸き起こる断末魔の悲鳴、血飛沫を上げ男共は簡単に倒れていく。
今回は残り数名であり、完全に力の制御は可能、捕まっている女性には傷1つ付けずに、男だけを全て切り刻んだ。
幸い女性達は目隠しをされており、悲鳴は聞こえても私が何をやっているかは見えない、そして私の顔も分からない。
最後の1人が倒れた後、私は力を収め陽菜さんを抱き上げ、もう一度周りを確認する。
「おや、1人だけ目隠しを外されていたのがいましたか‥」
私を見震える女性に、私は何時もより声を低くし、女性に語り掛ける。