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愛おしい貴方・作品SS集
第14章 ミュンヘンでの悲劇(契約的・秘書2課)
「日本にか‥
あんた達だったら悪くない気がする」
「私も同じ事を思いますよ小鳥遊さん」
・・小鳥遊雲母・・
彼は表だが多少裏の匂いがする、全てに於いて善人‥‥という訳では無さそう‥
そういう人種は私達と繋がりやすい、だからこそこう言った‥‥何時か行く日本の為に・・
今日のところは、私が車を運転してセーフハウスに送ったが、2人は明日ドイツを経つよう‥
こんな事があれば、早々に日本に戻りたいのは当たり前。
「・・後始末はルークでしょう美波?」
「うん、今頃ルークが手勢を連れて後始末していると思う」
帰りの車の中、一応だが美波に聞いて見た。
「美波でしたら、そう選択をするとは思っていました‥
後は本部の日本支部に人をやって、2人の護衛でしょう‥‥悟られない範囲ですが」
「本当に陽菜ちゃんがまた狙われると悠人?」
「可能性の問題です‥
建物内を一応見ましたが、すぐに通信するようにはなっていませんでした、ですから陽菜さんの情報が流れた可能性は低い‥‥低いというだけで、出ていないとは限らない」
「だからあんな事を言った、それに朝言ってましたよね、小鳥遊と繋がりは持ちたいと‥」
「ええ、これからの私達の為に必要、私はそう思いました」