この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしい貴方・作品SS集
第17章 星空を見上げるX'mas(契約的束縛)

「だとしたら、何処で見るんだ仁科?」

本郷さんの言い分が最もです。というより、私達の中で一番ノーマルな感性の持ち主が本郷さんなのよ。
ほら元自衛官だけど、ちゃんとした社会人経験者だから。

「それなんですが、X'masはCLUBも休みになりますし、主宰とルークも連れてアルプスの山に行きたいと思いましたね」
「なーなー仁科、冬のアルプスってヤバくね?」

宮野さんも普通の事を言ってるよ。冬のアルプスは、人なんか簡単に遭難しそうな自然厳しい場所、それくらい私でも知っている話なのにもう!

「同じアルプスでもドイツ側、それも本部遺跡の敷地内で道も整備されています。普段は殆ど人は近付きませんが展望台があるんです」
「初めて聞いたな、美波は知っていたのか?」
「概略だけは聞いてますけど、実際に行った事は無いです本郷さん」

全てネット制御の展望台……と教えられた。だから定期点検以外は人も入らないって。でも何故に仁科さんはその場所を選んだのだろう?

「作り始めの頃、あの展望台で泊まり込みの作業をしていましたから、今でも宿泊出来る設備は整っています。私はただ……全員にあの星空を見て欲しいんですかね」
「私はみんな一緒で良いと思います。街からツリーや食料を持って、X'masをやりましょう!」

何となくだけど、仁科さんの心が入って来たの。自分だけではなく、全員で星空を見たい純粋な想い。だから私は仁科さんの提案に乗る事にした。

/173ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ