この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしい貴方・作品SS集
第17章 星空を見上げるX'mas(契約的束縛)

全員の言葉が綺麗の一言、いや仁科とルークは違うな、逆に星を見ながら何かを考えている感じも受ける。
それにしても、文明の光に邪魔されない星空は、ここまで迫力があるものなのか。まるで星の方が俺達に迫ってくるような、重厚な圧迫感。

「……星は変わらないですね、昔も今も燦々と輝く無数の星達。私はこうして星空を眺めるのが好きなんですよ」
「自分も嫌いじゃない」
「私はこんな凄い星空は初めてです」
「俺は望遠鏡越しだ」
「美波ぃー、俺も初めて初めて」
「そりゃ俺も同じだ。いや、海外の頃に近いのは見たか」

今まで何があったかではなく、全員一緒に星を見るのが良いのかもな。
色んな方向を向き、星空を眺める俺達。まさにX'masの奇跡というやつかも知れん。

仁科達は寒さに耐えられるが、俺と宮野はそうはいかん。ほどほどの処で切り上げ、冷えた躰をまたグリューワインで温め直す。
その内に主宰達も建物内に戻って来た。グラスをマグカップに持ち替え、ツリーを見ながらワインを楽しむ。此処にテレビなどという不粋な物は存在しない、人と人が語り合う言葉だけがあれば良い。

「そういえば望遠鏡の方を見ますか? 彼方はルークでも操作可能ですので、見たくなりましたら私かルークに言って下さい」
「私はもう少し此処で話をしていたいかも」
「俺も美波に同感だ。只でさえお前らと離れている俺なんだ、話くらいさせろ」
「仁科はどっち?」
「せっかくのX'masですし、私も話すほうですね」
「俺は少し望遠鏡に興味があるな」
「自分が本郷を連れて行く」

/173ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ