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愛おしい貴方・作品SS集
第6章 禁断バトル・絶対見返してやるんだ(禁断背徳)
「では初めに‥‥」
デスクに置かれたのは、山積みのファイル‥
「部長クラス以上、重役陣‥
得意先と取引先、本社子会社全体の主要リスト‥‥
これを全て覚えて貰います、知らないでは済まされません、期間はそうですね‥‥5日、この日数で覚えて貰いましょう、良いですね遠藤?」
「・・・・・はい」
まるで能力試し‥
普通、この量を完全に頭に叩き込むのは難しい‥
分かっていて言っている‥この葉山さんは‥‥
「出来ませんか?
早乙女の秘書が??」
「っ!
やりますっ!!」
完全に見越された言葉、売られたもんは買ってやる!
5日間あるんだ、覚えるのは得意な方、絶対に覚えてやる‥
俺はドンッとデスクに座り、脇目も振らず覚える事に専念。
顔・経歴・主義趣向・横との繋がり・経営規模‥
覚える事は数多あり、これを5日間で割り振れば、1人1会社10分から15分。
15分で1つ‥
単純計算で、それで間に合う、後は俺の記憶次第‥
一文字も見逃さないように、細心の注意を払い、整理を付けて頭に詰め込む。
こういうのは、情報処理とそう変わらない‥
端末に記憶させるか、頭の中に記憶させるかの差、俺に取ってはどちらも変わらない。