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愛おしい貴方・作品SS集
第6章 禁断バトル・絶対見返してやるんだ(禁断背徳)
5日‥5日で覚え切った‥
葉山さんに質問されたが、全て完璧に答えた。
「記憶力は上々です‥
では次は、これを全て打ち込んで下さい」
「・・・・・」
部屋から共有スペースに連れて来られ‥
そこにあったのは、ダンボールが山になっている資料‥‥
「これを全てお願いします‥
打ち込みは、此処でも部屋でも構いません」
淡々と葉山さんは言うが、はっきり言って1人で出来る量を超えている。
「・・葉山さん!」
「なんでしょう?」
「・・・
俺に何か恨みでもあるんですか‥
この量‥間違い無くオーバーワーク、それを分かっていて‥‥」
それに対して、葉山さんは淡々と答えるだけ‥
「恨みなどありません‥
それに、これを1日でやれとも言ってません、勝手な勘違い‥‥ですが早乙女邸在中の秘書が、低レベルでは困ります‥‥
此処は1人の持ちが多い、これくらい出来なければ、役には立ちません」
「・・・
何処まで俺を試す気ですか・・」
「納得出来るまで‥
それと遠藤、俺という表現法は止めなさい‥
その見た目です、私の方が合う‥分かりましたね?」
「頼りなさそうな見た目だからですか?
他の秘書でも、俺と使っている人は居るというのに、見た目だけで俺から私に変えろと?」
「適材適所‥
私はその方が合う、そう判断したまで‥
人‥見た目で判断しがちです、その見た目を有効利用しないでどうしますか?」
「・・・・・」
何も言い返せない‥
葉山さんの言い分は、理に叶っている。