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愛おしい貴方・作品SS集
第8章 契約的デビュー!?(契約的束縛)
その問題のライブは迫っていても、日々の仕事はある訳で‥
本当に隙間の空き時間に練習‥主に夜なのは仕方がないよね?
「おい美波、これから空いてるか?」
「え?
はい、大丈夫です櫻澤さん」
こうなったら、付き合いは仕方無いよ‥
場所は2階の調教‥じゃなくて広場に、密かに楽器を置いている。
「じゃ主線弾いて見てくれ‥
俺はそれに合わせる」
「うーんベース1人だと・・・」
「仁科はケアで不在なんだ、仕方無いだろ?」
「分かりました‥‥」
こうなったら、櫻澤さんって引かないし‥
ベースを持って、覚えたてのメロディーを弾き出す事に‥‥
(・・・
やっぱり‥良い声してる・・)
少し低音気味‥
ハスキーヴォイスとはまた違う、迫力と甘さのある歌声。
こういうのは、櫻澤さんの性格そのまま出るのかな??
と、少しだけ邪な考えに走っていたら・・・
「??
・・・・きゃっっ!?」
歌いながら櫻澤さんが近寄って来て、片腕で腰を取られ抱き締められて‥
「ヴォーカルとベースのセッションはアリだろ?」
「これじゃ弾けない‥」
「歌ってりゃバレないと思うがな?」
「だから‥そういう問題じゃ‥‥あっっ!」