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愛おしい貴方・作品SS集
第12章 早乙女邸の裏秘書達3(禁断背徳・契約的束縛)
「八神さーん!」
「はい新島さん、なんの用でしょうか?」
「これを3階のみっ‥‥美紀お嬢様の部屋に持って行ってくれないかしら」
「分かりました」
でも何で日本茶セット?
此処のお嬢様は日本茶が好き??
理由はともかく、私は新島さんに言われた通り、3階のお嬢様の部屋にお茶を持って行く事に‥‥
"コンコン・・・"
「宜しいでしょうか?」
「へっ?
ああ‥はい、どうぞ‥‥」
中から声が聞こえたから、部屋の中に入って見れば、私より年下らしい長い髪の女性が1人。
「新島さんから、これをお嬢様に持って行って欲しいと‥」
「お嬢様・・・
また、ゆーさんは‥
それより新しく入ったの?
私とそんなに変わらない年だよね?」
「えーと‥はい数日前から、こちらの厨房で働いています八神美波と言います」
「マジ!?
ゆーさんより若い人って初めて‥
あっ、私は早乙女美紀、美紀で良いよ美波さん?」
凄いフレンドリー
お嬢様なのに良いの?
「じゃ美紀様で‥
日本茶セットを何処に置けば良いですか?」
「そこの畳に‥
ねえ、一緒にお茶にしようよ美波さん、私1人もつまらないから」
「私も?」
「うん!」
美紀様に誘われて、私も一緒にお茶にする事に‥
でも良いの?
お嬢様の部屋で従業員がお茶なんて。