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愛おしい貴方・作品SS集
第12章 早乙女邸の裏秘書達3(禁断背徳・契約的束縛)
珍しいー!
20代女性を従業員に入れるなんて、早乙女邸で初めて見た。
「私は21だけど美波さんは?」
「私は25です」
「嘘っ全然見えないし‥
あっ、お茶いただきます」
早乙女邸唯一の畳は、みんなの密かな憩いの場‥
下の秘書さん達から紀永まで、色んな人がやって来る。
「私も‥
美味しいです、お茶菓子も美味しい‥‥」
「此処のみんな選び上手いから、後手作りだし」
「手作り?
良いな、こんなお茶菓子が作れたら、みんな喜んでくれるのに‥」
「みんな?」
1人じゃないの?
「はい、私を含めて5人です‥
私以外は秘書に回りましたけど‥‥」
「早乙女邸の秘書‥厳しいよ?」
「大丈夫かな‥
特に宮野さん、今頃泣いていたりして‥‥」
「みんな知り合いなんだ、でも何で早乙女邸に?」
「え?
それは・・・」
あれ?
何か事情があったのかな、私不味い事聞いたかも‥
「・・・
あまり詮索するものではないよ美紀?」
「あっ!」
「???」
美波さん不思議な顔‥
だよね、普通思わないよね、これが早乙女会長だって。
「あのね、こっちが厨房の美波さん‥
で美波さん、あっちが紀‥早乙女会長‥‥なのよ」
「・・・・えぇー!?」
そりゃ驚くわ‥
プライベート紀永の格好だもん。