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愛おしい貴方・作品SS集
第13章 ベルリンでの裏事情(契約的・秘書2課)
「美波、ルークがメッセージカードを入れないかと言っていますけど、どうします?」
スマホをスピーカー通話に切り替え、美波の前に置いてメッセージカードの相談。
「えーと‥‥
じゃぁ‥‥『新婚旅行を祝ってプチサプライズ!』‥‥ってメッセージで良いですかルーク?」
『勿論です‥
スイーツでも用意し、メッセージカードを付けます、それで宜しいですか八神様?』
「お願いルーク」
『畏まりました、午前中に全ての手配を済ませますのでご心配無く‥』
やれやれ‥
私には割と辛口なのに、美波には甘々なルーク‥
何処で間違ったんでしょうね??
『それにしても八神様の願いとは言え、日本人旅行者に手を貸すとは‥』
「・・名前を聞いて気付きませんでしたか?
小鳥遊‥‥日本では指折りの名家、借りを作っておいて損は無い‥‥そんなところですね」
『なるほどFace社の小鳥遊‥
確かに繋がりは欲しい場所です』
ルークは私の意図を簡単に読んだよう‥
日本に戻るには、大きな繋がりは必要不可欠、そう小鳥遊や早乙女‥‥日本を代表する大企業に繋がりは持っていたい。