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愛おしい貴方・作品SS集
第13章 ベルリンでの裏事情(契約的・秘書2課)
「そんな理由で、私達と小鳥遊夫婦でミュンヘンに向かいます‥
拠点は向こうに使わせますので、私達は直接地下クラブの方に回る事になるでしょう」
『畏まりました‥
地下クラブの方で落ち合います、では‥‥』
話が終わって、漸く私も美波も動き出す‥
自家用ジェットのフライト予定は10時、それまでに私達も空港に行かなければならない。
「もう少しベルリン観光したかったかな?」
「ドイツ国内に居るんですし、幾らでも機会はありますよ美波?」
「半分仕事でしょう‥‥調教師の‥‥
観光する時間って、意外に少ないんだから」
「では次はプライベートで来ましょう‥
どうせですから、美波が行きたがっていたライン川クルーズも」
「本当!?
絶対だよ悠人?」
「ええ‥
こういう事に嘘は付きません、知っているでしょう?」
「うん、期待してる‥
そろそろ行こう悠人」
「そうですね、渋滞は勘弁して欲しいので‥」
着替え終わった美波を捕まえ、軽くキスを交わしてから、私達はベルリンの拠点から出た。