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裸身
第3章 入り込む女
『必ず来ると思っていました。私記念日をお祝いしなくてはなりませんね(笑)』


私記念日………


弾けたい!というのとは違う、何か、自分の中で纏っているものを脱ぎ捨てたい、そんな思いに駆られた。

何かが変わるかもしれない。変えたかった。もしかしたら、この写真を撮ることで、私自身が生まれ変われる!

なんの根拠もないが、そう思ってしまった。


『……お願いします………』


2階では、黒いバスローブを羽織った川下さんが居た。

『っ!…………』

『もし、纏う物を脱ぎ捨てたくなっても、僕が服を着ていたら、恥ずかしいかな?と思いまして。』


確かに、そうかも……

でも、脱いでも下着姿までと決めていた。


『奥さんのタイミングで始めて下さい。僕はいつでも大丈夫ですよ。』


ドレッサーや、花や、クッションなど、いろいろな大道具、小道具が用意されていた。


カシャッ、カシャッ…
カシャ カシャ カシャ カシャ……

シャッター音が響く


『気にしないで、あなたの空間を作っていいですよ(笑)』

『………』

『気になりますよね、大丈夫。そのうち気にならなくなりますから。』


カシャ カシャ カシャ カシャ

カシャ カシャ カシャ………


カモミールの香りがほんのりとして、いつしかシャッター音も気にならなくなっていった。


ドレッサーに座り、いつもは付けない 深紅のルージュを引いてみる……

別人になった。

髪をほぐし、ブラウスのボタンをひとつ開ける…


またひとつ開ける………


妖艶な女への階段を一段一段昇っていく…


私が…………いた……………………………………………………
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