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暁の星と月
第6章 その花のもとにて
暁はたじろぐこともなく、月城を見つめ返す。
暁の艶めく眼差しと、月城の怜悧な眼差しが交錯し…絡みつく。
ふと、反応が薄くなった暁に焦れるように、大紋が暁の媚肉の最奥を攻めたてる。
「…暁…!…暁…!」
「…ああ…い…いい…奥…すごく…きもちい…い…」
暁は再び、快楽の海を漂い始める。
大紋の律動が激しくなる。
男に荒々しく揺すぶられ、暁は細めた眼差しで月城を見る。

月城は微動だにしない。
ただ、その眼鏡の奥の眼差しには先ほどより、高めの体温を感じる。
暁は、ゆっくりと微笑った。
月城が眼を見開く。
暁の薄桃色の形の良い唇が軽く開き、紅い舌が覗く。
漆黒の闇のように黒くしっとりとした瞳が、誘うようにゆっくりと瞬きされた。
その瞳を大紋に移し、媚態を込めて尋ねる。
「…いい…も…いきたい…いっても…いい…?春馬さん…」
大紋が改めて暁を愛しげに抱きすくめ、腰を使う。
「…いいよ…達きなさい…中で…沢山出してやる…」
暁は大紋の逞しい肩越しに、月城を見つめる。
「…ああ…うれし…春馬さん…たくさん…だして…なかで…いっぱいにして…」
「…欲張りめ…出すぞ…んっ…!」
暁の煽るような甘く掠れた声に刺激された男は暁の媚肉の襞を荒々しく抉り、蹂躙し尽くすと、猛り狂った牡の熱い淫液を一気に浴びせかける。
多量の熱い精を花筒の最奥に放たれ、暁は高揚と驚愕と恍惚が混ざりあったような貌をした。
「ああっ…!あつ…い…!…んん…っ…たくさ…ん…なかに…」
淫肉の襞という襞に余すところなく牡液を掛けられ、その得も言われぬ快感に眉根をきつく寄せ、身体を震わせる。
大紋の逞しい身体に押し潰され、痛いほどの刺激を受けていた暁の花茎の先から白い花蜜が溢れる。
暁が月城を見つめ、仄かに微笑う。
…月城の白皙の頬にうっすらと刷いたような朱が上がる。

「…ああ…いっちゃう…いっちゃ…んん…っ…!」
恋人の美しい恍惚とした貌を堪らずに引き寄せ、その花の唇を貪り尽くす。
「愛しているよ…暁…」
「…んっ…春馬さ…ん…す…き…」
大紋は最後の一滴まで暁の中に精を注ぎ込む。
まるで暁を孕ませたいかのように…。
「…愛しているよ、可愛い暁…」
意識を手放した暁の唇に愛の言葉を囁きながら、熱い吐息を吹き込む。

…次に大紋の胸の中で暁が意識を取り戻した時、月城の姿は夢のように消え去っていた。








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