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第7章 愛と哀しみの円舞曲

玄関で暁は、体内に熱い飛沫を浴びせられ、一度激しく極めさせられたのちに、男に抱かれたまま寝室に引きずりこまれた。

寝室では大紋はもはや容赦はしなかった。
暁の花環と肉筒はすっかり蕩け、幾度の挿入や抽送も苦もなく受け入れられるようになったからだ。
暁は息も絶え絶えになりながらも、大紋の望む体位や淫技を自ら進んで行った。
大紋の求めに応じ正常位で繋がり、意識が朦朧とするまで、野蛮なまでに犯された。

大紋が再び、暁の体内の奥深くに夥しい精を浴びせたあとも、彼は休むことなく暁に獣の体位を取らせた。
頼りなげな人形のように幾度となく膝から崩れ落ちながらも、暁は健気にその白く美しい双丘を掲げた。
大紋は白い精に塗れた美しい双丘を愛しげに撫で回す。
「…なんていやらしい格好だ…しかも、君の淫らな穴はもう僕のものを待ち兼ねてひくひくしているよ…」
「…や…いわない…で…ああ…っ…！」
男の灼熱の凶器を腰を抱えられながら容赦なく捻じ込まれた刹那、暁は軽く達してしまった。
痛々しくも薄紅色に染まった花茎の先から早くも薄い色と化した花蜜が溢れ落ち、純白の敷布を濡らす。
男は薄く笑う。
「…また達ったのか…淫乱め…」
暁は羞恥と快感と興奮から滑らかな白い頬を朱に染める。
「…い…や…ちが…う…」
大紋は荒々しく背後から暁の美しい貌を捻るようにして、己れの方に向けさせる。
「…君をこんなにも感じさせてあげられるのは、僕だけだ。…こんなに淫らな身体は、他の男ではとても満足させてはあげられない…」
男の残酷な言葉に、暁は屈辱を感じ、涙を流す。
「…ひどい…」

ふっと、男の目が優しく細められた。
「…だから、僕は君を離さない…、…君が嫌だと言っても…この美しい手は地獄まで引いていくよ…」
暁の涙に濡れた漆黒の瞳が見開かれた。
大紋の熱く切ない愛が胸に満ちてゆく。
「…春馬さん…」
戦慄く可憐な唇を男は有無を言わさずに塞ぎ、荒々しく口内を蹂躙した。
花筒には男の猛り狂う雄蕊を受け入れ、激しく掻き回され、唇は肉厚な舌で窒息しそうな程に犯される。

…このまま死んでも構わない…。
薄らぐ意識の中で暁は、極限の甘美な毒の快楽に酔いしれたのだ。