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暁の星と月
第7章 愛と哀しみの円舞曲
意識を取り戻した暁は、驚くほどに近くから自分を見つめていた大紋に気づき、気恥ずかしさから貌を背けた。
「…やだ…見ないでください…ひどい貌をしているから…」
大紋は愛おしげに笑いかけ、優しく髪を撫でる。
「…綺麗だよ、暁…。君はいつでも綺麗だ。…君に出逢ってもう8年も経つというのに、僕は君の美しさには慣れることができない…未だに君と目が合うとドキドキするよ…」
「…春馬さん…」
思わず見上げた暁の長い睫毛に、大紋はキスを落とす。

そして、静かに暁の華奢な背中を撫でながら、告げる。
「…絢子さんのことを色々気にしているようだが、心配するな。…僕は君以外の人を愛せない。…それはどうしようもない事実なのだ」
「…春馬さん…」
「だから、君はなにも考えずに僕を信じてついて来てくれ…」
「…春馬さん…」
夢のように幸せな言葉を贈られ、暁は胸が一杯になる。
暁の美しい瞳から水晶のような涙がとめどなく流れる。
美しく優しく誠実な恋人に、再び情熱的に唇を塞がれながら、暁は束の間の幸福に身を委ねたのだった。
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