この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
暁の星と月
第12章 堕天使の涙
薄暗い廊下を、背筋を伸ばし美しい背中を見せ、ゆっくりと立ち去る大紋を、月城はいつまでも見送った。
…暁の初恋のひと…初めてのひと…
大紋はやはり大きな素晴らしい人間だった。
…自分が彼に勝てるのか…
全く自信はない。
…けれど…

…私は暁様を愛し続けてゆく。
例え世界が終わっても、暁様のお側を離れない。
…もう二度と暁様を一人にはしない。

ソファに置かれた白い薔薇の花束をそっと手に取る。
美しくひそやかに薫り高く咲き誇る薔薇の花は、大紋の暁への切ない恋の形見のようだった。
月城はその花束を大切に抱き上げ、愛おしげに見つめ続けたのだった。

/479ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ