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愛してるから罪と呼ばない
第2章 そのマカロンはまるで宝石
「貴女の声に、身体が疼く」
「貴女の作るスイーツに、欲情する」
マカロン専門店を営むパティシエと、一見オシャレ好き女子が偶然出逢って恋に落ちる。
何のために着飾るの。
可愛いって、何。
大多数が憧憬するハイセンスな生活と、着せ替え人形を気取ったようなファッションライフ。
そのものを好んでいるのか、好んでいる自分を好んでいるのか。…………
道楽には苦痛を伴うのかも知れない。
快楽をくれる貴女を所有している顔も知らない男に私が《嫉妬》しているのと同様。