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素肌のままで
第5章 ま
何も答えない私に勝ちを感じたのか
喉の奥で笑って私の靴を脱がせた。

「ベッド行こう。ここでは抱きたない」

コートと服を脱ぎ散らかして
ベッドへとキスをしながら急ぐ二人は
セックスを覚えたての思春期の子供のようで
いつものスマートな三浦さんとはちょっと違う。

それでも、すべてを脱ぎ捨てて、裸になってベッドへ横たわったとたん
三浦さんは私を抱きしめて目を閉じて大きく深呼吸を1回した。

「やめるの?」

三浦さんは酔いが醒めたのか私とセックスする気がなくなったのか・・・

「え?」
「やめるのかな?と思って」

「何言ってんの?勢いでは抱きたないから自分を取り戻してるだけ」

その言葉が終わるや否やキスを繰り返す。

身体中を大きな手がはい回る。

「ん・・・・ぁ」

思わず出る声に恥ずかしくなって下唇をかめば

「聞かせて」

そういって優しく噛んでいた唇を解放する。

手とキスでどこもかしこも触られて
片方の胸に吸い付きながらもう片方の乳首を弾いた。

「はぁぁ・・・」

「真実」

ゆっくりと身体ごと下に降りた三浦さんの舌は
その跡を付けるように唾液を残す。

秘部を眺めながら指を入れて

「すっごい、濡れてる」

そう発した言葉に、また濡れた。
手と、舌と・・・言葉に犯されて
私自身のすべてが三浦さんのものとなる。
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