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素肌のままで
第1章 す
「三浦さんと知り合い?」
案の定、聞きたくてうずうずしていた社員さんたちは
テーブルに座るや否や聞いてきた。
「いえ。三浦さんが本社に出張してきたときに"ちょっと"話したぐらいです!!」
「そうなん?良いよね。三浦さんって」
「そうですね・・・」
三浦さんはいい男だけど。
メールをしているうちに段々私は素がでて来て
私が売りにしている「ちっちゃくて可愛い真実ちゃん」の
化けの皮は遠の昔にはがれている。
確かに三浦さんは、そんな話をするには楽しいけれど
あわよくば、神戸支社でいい男を捕まえようとしている私の
本性をばらさないでほしい。
必要以上に近づくのはやめておこう。
「でも私、三浦さんはタイプじゃないかな」
私のその言葉に安心したような社員さんたちは
「え?そうなんや。西田さんは彼氏いてるん?」
よし!この話から絶対に合コンにつなげる!
「いないんですよ。誰か紹介してください」
「え?神戸でもOKなん?」
良いんですよ!神戸だって本社だって!
どうせ転勤があるんですから、どこの男だって良いんです!
高スペックならばっっ!
「出会いって、ご縁じゃないですか」
「そぅよね~!じゃぁ合コンでもやる?」
「是非!」
その会話に耳障りな小さな笑い声が後ろの席から聞こえてきた。
三浦さん・・・
私は小さく、舌打ちをした。
案の定、聞きたくてうずうずしていた社員さんたちは
テーブルに座るや否や聞いてきた。
「いえ。三浦さんが本社に出張してきたときに"ちょっと"話したぐらいです!!」
「そうなん?良いよね。三浦さんって」
「そうですね・・・」
三浦さんはいい男だけど。
メールをしているうちに段々私は素がでて来て
私が売りにしている「ちっちゃくて可愛い真実ちゃん」の
化けの皮は遠の昔にはがれている。
確かに三浦さんは、そんな話をするには楽しいけれど
あわよくば、神戸支社でいい男を捕まえようとしている私の
本性をばらさないでほしい。
必要以上に近づくのはやめておこう。
「でも私、三浦さんはタイプじゃないかな」
私のその言葉に安心したような社員さんたちは
「え?そうなんや。西田さんは彼氏いてるん?」
よし!この話から絶対に合コンにつなげる!
「いないんですよ。誰か紹介してください」
「え?神戸でもOKなん?」
良いんですよ!神戸だって本社だって!
どうせ転勤があるんですから、どこの男だって良いんです!
高スペックならばっっ!
「出会いって、ご縁じゃないですか」
「そぅよね~!じゃぁ合コンでもやる?」
「是非!」
その会話に耳障りな小さな笑い声が後ろの席から聞こえてきた。
三浦さん・・・
私は小さく、舌打ちをした。