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契約的束縛・誘惑なる秘密
第7章 ミュンヘン-過去の遺恨
「実際に成果も上げている、丁度良い実験場だった中国、そこに種を1つ落としてやったのだよ‥
超人ともカイザーとも呼ばれ、良い具合に動いてくれる」
「超人?カイザー??
・・・聞いた事があります、中国系香港マフィアの1つツインドラゴン(ニ首龍)、そのトップがカイザーと呼ばれ絶大な力を有していると‥
貴方の言葉から察するに超人‥‥腕力ですか与えたのは」
話として聞いた事はあった、そして香港のCross selsを脅かす存在にまで勢力拡大している事も‥
全く余計な手間を‥‥ヨーゼフ・メンゲレ!!
「どうだ?
もう一度手を組まないかコンラート・ゼクス、その躰その血、全てを使えばこの世界を支配出来るぞ」
「興味の無い話を‥‥
世界を支配出来る力?
それが私にどんな意味があると言うんです、貴方の力を借りなくとも世界を制する力くらい持っているつもりですよ」
‥‥くだらない‥‥
今の私に世界など不要、美波と大切な仲間が居ればそれだけで良いというのに、この男は何も分かっていない。
「手を組まんと言うのならば致し方無い、実力行使という手を使わざる負えん‥
私はまだまだ研究したいのだよ、その為に目撃情報があったドイツにわざわざ来てやった」
なるほど、私が生きていると確信し後を追っていたとは‥
金髪姿が逆に仇となりましたか。