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契約的束縛・誘惑なる秘密
第7章 ミュンヘン-過去の遺恨
仁科さんを頷かせる、私を使って‥‥
うんん仁科さんは頷かない、こんな程度では頷かない、そうなると‥‥
「‥‥サザンクロスを傷付ける人間は許す気にはなれません‥‥
その前にこの強化されたゴミですか‥‥邪魔です、然したる自我も無い人形共」
「‥‥あっ‥‥」
仁科さんが‥‥動く‥‥敵を排除する為に‥‥
目の前に居た男の頬に拳一撃から始まり、止まる事無く急所狙いで拳が足蹴りが飛ぶ‥
強化されたと仁科さんは言った、だけど仁科さんの一撃だけで男達は次々と倒れて行く。
「この程度‥‥少し私を甘く見ていませんか?
血を提供したのは私、その私が質を落とした人形に負けるとでも??」
「くくく‥‥
その力‥‥その力だよ私が欲しいのは!
そろそろ冷凍保存をしている唯一の成功例も尽きる、そう‥‥この女ならば受け切れるのか君の遺伝子を?」
「サザンクロスっ!手加減無用です!!
その男は私の血を元に若さを保つ化け物、殺しても何ら支障はありません!」
「っっ!!」
「なにっ!?」
咄嗟に私を掴まえている男の腕を取り捻り上げ、背中に回って膝で一撃!
そして崩れ落ちた躰をしっかり固定‥‥でもこれで良いの??