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契約的束縛・誘惑なる秘密
第7章 ミュンヘン-過去の遺恨
「・・どういう事ですか唯一の成功例とは・・」
「話すと思うか?」
「思いませんね‥‥
サザンクロス代わって下さい、私が直接やります例えこの男を廃人にしてでも」
「‥‥‥コンラート‥‥‥」
「止めなければいけない事もあるんです‥
この男‥‥死の天使ヨーゼフ・メンゲレの研究は、私達には都合が悪いもの‥‥‥半分は私が悪いです、だから私が止め消さなければならない」
「‥‥‥‥‥‥‥」
仁科さん本気‥‥本気でこの男を力で屈伏させようとしている、それも冷静に‥
それが分かったからこそ、私は押さえている腕と膝を離して、仁科さんに渡そうとした。
「・・・この女が弱点か・・・」
「っキャッ!?」
「くっっ!!」
男がそう言った途端、男から物凄い光が!
思わず押さえる力が弱くなってしまい、その間に男の手応えが無くたった、すり抜けられたんだと思う。
「閃光弾の類、服か何かに仕込んでいたんでしょう‥‥逃げられましたか‥‥」
「ごめんなさい、私が光で怯んだせいで‥」
「‥‥いえ‥‥
サザンクロスこそ大丈夫ですか、傷付けられては‥‥」
「大丈夫ですコンラート」
「良かった‥‥
サザンクロスが無事でしたら今は良いです」