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契約的束縛・誘惑なる秘密
第3章 男達との再会ー本郷ー
だが他人が用意したものには不満が出るもので、空き時間があれば少しずつ家の中を俺らしく改装‥
こじんまりだが快適空間、この長い柵に囲まれた保護センター周辺だけは‥
後は野生動物達のテリトリーであり、俺達と言えども柵から外に出れば命の危険のある場所。
「考えもそこそこにしないと日が暮れる」
夕方までにダルエスサラームのある場所に着かねばならず、必要最低限の物だけリュックに詰め込み、俺は家を飛び出し途中で密猟者をピックアップしダルエスサラームへと向かう。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
ダルエスサラームー
タンザニアの旧首都であり、今でも経済と発展の中枢である新旧市街が混在する地‥
割りと新市街にある保護官本部に寄り密猟者達を引き渡し、俺が向かうのは旧市街の1つのアパート。
タンザニアに来てから、必要に迫られてこのダルエスサラームにアパートを借り、表向きの猟獣保護官から、裏の顔である調教師へと変わる‥
シャワーで自然の匂いを消し、日本に居た時のように黒服に着替え、車も普通車に乗り換え、向かうのはCross sels(クロスシールズ)中央が管理する秘密クラブの1つ。
俺はまだ調教師をやっている‥
いや、正確には緊縛師の方か?
緊縛は日本独特の技だけに、緊縛師としての需要の方が高くて、大概は緊縛師に回る‥
それももう慣れた、あれから1年以上なんだ慣れるだろう??