パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 ２人の盟主国外へ‥‥

「ルークはドイツに残り、本郷さん達を見ながらヨーゼフ･メンゲレを探って下さい‥
あの男は言いました、ドイツで私の目撃情報があったから此処に来たと、ですから現在行動しているのはドイツ以外の可能性が高い」


「もし見付けたとしてどうされますか？」


それには私も少し考える‥
ヨーゼフ･メンゲレだけを消して、話が解決するのだろうか？
はっきりとは言えませんが、もっとこう‥‥バックに何かがある、こうも思えてしまい中々に答えが出ない。



「出来たら捕まえる方向で‥‥
まだ疑問が残るんです、幾ら世の中が欲するような物を持っていたとして、果たしてそれだけで成り立つでしょうか？」


「・・裏に何があるかを吐かせろ、という事ですね盟主？」


「ルークは察しが良いので助かります‥
後で慌てたくありません、下調べはしっかりとしなければですよ？
勿論香港も一度は下調べの為、ある程度お膳立てをすれば４人で香港も可能な筈、ついでに日本に少し手を出す事もアリでしょう」


香港に本部が支部を置いているのを利用し、日本の支部に働き掛ける‥
動かせる人員は少ないが、準備に幾らかでも動かせれば上々です。