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契約的束縛・誘惑なる秘密
第8章 2人の盟主国外へ‥‥
「今の美波を捕まえる事は簡単ではないと私も思いますが、向こうの手駒に身体強化された連中が居ます‥
本を正せば原因を作ったのは私、かなり古い話になりますが、あの男に私の血と体液を渡した‥‥それがこんな事になるとは‥‥」
そう言って私達から目線を反らす仁科さん、後悔しているの?
それに今の私は誰が相手でも捕まらない自信があるよ??
「・・だがな仁科、これだけ集まって美波が捕まる可能性があるか?
少なくとも俺は可能性は低いと踏むな」
「この場所でしたら可能性は低いと思います、でも気になる事があり香港に行きたいと思っています‥‥美波も連れて‥‥‥」
「えっ私??」
「俺と本郷さんは仁科?」
「先ずは本郷さんと宮野は此処で調教の続きと、ルークから本部の基本的学習をして欲しいんです‥
そして美波、私が居なく予想外に力を暴走させたらどうなりますか?
私は‥‥誰も傷付いて欲しくは無いんです、ですからこんな提案をしてみました」
「‥‥‥‥‥」
確かに仁科さんの言う通り、土壇場で制御し切れないこの力‥
前に仁科さんを止めようとしたのが暴走して、仁科さんに怪我を負わせる事になってしまって‥‥そんな事、本郷さんや宮野さんにしたく無いよ。