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契約的束縛・誘惑なる秘密
第8章 2人の盟主国外へ‥‥
「提案と言うからには拒否する事も出来る、そうだな仁科?」
「ええ本郷さん、もし拒否で意見が一致するのであれば、私1人で香港に行きます‥
私がやってしまった事、大事になる前に私が片付けなければ‥‥でしょう?」
「仁科さん1人でなんて‥‥‥」
「本郷さんと宮野がそう望むのであれば、美波をドイツに置いて行きます‥
その代わり美波は居城に居て下さい、居城でしたら暴走しても対処が出来ますから」
「俺達全員一緒にとはいかんのか?」
それには仁科さんは首を横に振った‥
そして私がドイツに残る時は居城に居るのが条件、多分安全と本当に万が一の為、その程度は私だって理解出来る、でも‥‥
「急な話なので本郷さんと宮野の方が準備出来ないんです、香港のCross selsは本部と中央の入り交じりで、幾らピアス付きでも簡単には入れない‥
その為にも1人ででも香港には行こうと、ついでに香港から日本に手を回したい、そんな意味も含まれてはいますが」
「‥‥本郷さん、仁科さんと一緒に行っちゃダメですか??」
「「美波!?」」
行きたいと言う私に、本郷さんと宮野さんは驚き顔‥
そうだよね、やっと集まれたのにまた離ればなれは嫌、その気持ちも分かってる‥‥分かってるけど私が気になるの、お願い許して。