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契約的束縛・誘惑なる秘密
第8章 2人の盟主国外へ‥‥
「だから本郷さんと宮野さんをドイツに置いて行くの?」
「ええ‥‥
私と美波が居なければ、本郷さんと宮野が狙われる事はありません、そして護衛にルークを付けている限り2人の安全は保証されます」
「だとしたら私は絶対に仁科さんに付いて行きます、私もルークを含め3人が安全の方が良いです」
「美波は私が守ります‥‥何があっても‥‥」
「うん、分かってるよ‥‥
仁科さんは私を守ってくれる、信用しています仁科さんを‥‥」
「それが私の責任ですから‥‥
美波を此処まで引き込んでしまった責任、守らせて下さい美波‥‥‥いえ違いますね、全員を守ります今度こそ絶対に私が守り切ります」
「私も手伝うよ?
今は2人で1人だよね仁科さん??」
「くすっ‥
そうですね‥‥」
良かった、やっと笑ってくれた‥
辛く落ち込む仁科さんは似合わない、穏やかで優しい仁科さんの方が仁科さんらしいよ‥‥それが仁科さんの本当の性格。
「励ますつもりが励まされましたね」
「どっちでも良いんじゃないかな?
私も仁科さんもよく落ち込むから」
「本当に美波は‥‥
敵いません美波だけには敵わない‥‥」
「仁科さん‥‥‥」
自然に重なる唇‥‥
性的な事では無く、私と仁科さんの信愛の証、信じているが故の触れるだけのキス。