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契約的束縛・誘惑なる秘密
第9章 香港ーまさかの出逢い
なんなのよナンシーちゃんって!
それに私の名前を勝手に気楽に呼んでるし、見た目は似てるけど、中身は全くの別人、それも助けて躰をなんて軽い人!!
「可愛いと思うけどなナンシーちゃん‥
どれどれ軽い味見でもするか?」
「??
‥‥‥‥んんっ!?」
顎を掴まれたまま、手が腰に回ったらと思えば、私はこの人‥‥ウードゥって人にキスされていたの!?
‥‥‥違う‥‥‥
キスの仕方が違う‥‥
もっと奪うような激しいキスだった‥‥
抱き締める感じも違う‥‥
そして何よりも違うのは、これだけ至近距離に居ても、あの甘く安心出来る香りが‥‥‥しない‥‥‥
「‥‥‥っっ!!」
"パンッッ!!"
キスされたと‥‥この人は違うと分かって、私が咄嗟にした事‥‥
それは‥‥この人の頬に平手打ち1つ!
だって嫌だったの、こんな軽い人は嫌い、みんな重いものを背負っているのに、ただ助けたからキスするなんてあり得ない!!
「‥‥いてぇ‥‥
意外に力あるな‥‥」
「馬鹿野郎ウードゥ」
「こんな時まで女‥‥
そこ直さないウードゥ?」
私だけじゃ無く、仲間内にまで呆れられてる‥
という事は、何時もこんなに軽く女の人に声を掛けているんだ。