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契約的束縛・誘惑なる秘密
第9章 香港ーまさかの出逢い
「た‥‥助けて貰った事には感謝してます‥‥
だけど貴方みたいな軽い男の人って大っ嫌いっ!!」
「酷い言い種だなおい!
俺は博愛主義なんだよ、色んな女の方が楽しいじゃねぇのか?
というか痕になりそうだなこりゃ‥」
「知りませんっ!!」
頬を擦ってオーバーリアクション‥
それとも反射的だったから、力加減が狂った?
瞬間的な事には、まだ力を抑え切れない私、どうしても上手くいかないの。
「‥‥お?
珍しい髪の色、帽子なんか無い方が良いぜナンシーちゃん」
「‥‥‥あっっ!!」
どうやら今の騒ぎで、しっかりと帽子の中に入れていた髪が出てしまったみたい‥
それに気付いたこの人に、帽子を取られてしまった。
フワッと流れ落ちる銀色の髪、それを見て3人共に驚いているのが分かる、白人だって銀色は中々居ない‥‥その程度の知識はあるよ私でも。
「‥‥プラチナブロンド‥‥」
「っ!
ウードゥ、その女不味い!!
昨日クラブに居た女だ、それもあの支部長ライランが丁重にもてなしていた奴、この女Cross sels幹部だ!」
あ‥‥そうだ昨日‥‥
向こうからは見る余裕なんて無いと思っていたのに、しっかり見られていた‥
そして昨日は中央の階級ピアスをしていたもの、間違われて当たり前。