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第9章 香港ｰまさかの出逢い

「Cross selsの幹部？
‥‥関係無くね、今はピアスもしていないしな」


「‥‥‥‥‥‥‥」


何処までポジティブなのよこの人！！


なんだろう‥‥あまりにもの落差に怒り？
そんなのを感じてる、怒る事は少ない私だけど、この人のこの態度はムリ、生理的に受け付けない。



「だからナンシーちゃん、俺と付き合えよ」


「お断りします！
‥‥どうしてもと言うのでしたらクラブへどうぞ‥‥調教対象として‥‥」


「調教師か、それも面白そうだけどなぁ‥
だけどな女は男の下で足掻いている方が楽しい訳、ナンシーちゃんは良く乱れそうだぜ？」


「っっ！！」



"パンッッ！！"


思わず反対側の頬にもう一発！
だって‥‥だって、櫻澤さんの顔でこの発言は耐えられなかったの！！



「‥‥‥
お礼が欲しいんでしたらクラブに来て下さい、Cross selsとしてお礼してあげます！
それ以外貴方を受け付ける気はありません、ではっ！！」


何　何　 何なのよ！！


怒りに震えながら、この人の横を通り抜け街に向かって歩き始めたけど‥‥怒りが収まらない！！