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契約的束縛・誘惑なる秘密
第11章 香港ー裏社会という場所
∞∞∞∞∞
美波にはああは言ったが、調教師の方が終る深夜に私は九龍から新界の街を回る‥
特に九龍は私やツインドラゴンには都合が良い場所、すぐそこに裏社会の入り口が開いている地域ともいう。
(古い街で監視カメラの類が少ないのは助かります)
今私が居るのは、九龍の街にある建物の3階部分の外、毎回毎回正面突発なんてバカな事も出来なく、こうして裏からツインドラゴンの拠点の1つに侵入しようと画策。
香港の古い建物は出っ張りが多く、私の身体能力ならば軽々と外から上階まで移動可能、ついでに言えば髪を茶髪にし仁科悠人の姿、この方がアジア圏である香港では目立ち難いという理由。
(考えてばかりでは無く行きますかね)
中の気配は10名、少々散開しているが問題の無い範囲‥
しっかりと現状把握してから、私は建物の中に飛び込んだ・・
「なんだテメェ!?」
「何処から入りやがった!!」
息巻く下っぱを冷たく見詰めながらも、この場所で一番力を持っていそうな者を素早く探す‥
‥‥数名に守られているあの男‥‥
「・・1つ聞きます、イェンフゥイは何処です?」
「貴様最近ツインドラゴンを狙う奴か‥
やり過ぎればカイザーの報復を畏れよ!!」
「戯れ言を‥‥
怖ければ、こんな事をすると思いますか?」
「ちっ!!」